島本森のたより
2012年度第2号 2012年6月発行
平成23年度近畿地区森づくり活動コ-ディネ-タ-養成ブロック研修 参 加 報 告 |
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2012.3.2 金山 勉 | |
場所:滋賀県守山市及び高月町 主催:(財)滋賀県緑化推進会 |
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この研修は、公益社団法人国土緑化推進機構の支援により、近畿地区の各県緑化推進会が毎年持ち回りで、実施している研修です。来年度は三重県が担当となります。 参加者は、近畿地区のNPO、NGO、緑化に関心ある企業など28名であった。 研修内容は以下に示すとおり、森づくりの理解と参加者の交流に配慮されたものであった。研修終了後、修了証書をいただきました。 |
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基調講演「緑・森づくりとボランティアについて」 滋賀県立大学名誉教授 荻野和彦 |
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・震災被害を受けた陸前高田の防潮林では、木が残るかどうかは津波の波力と防潮林力の ・人は山から多くの恵みを受けている。奥山では狩猟、山菜採り、炭焼きなど、里山では ・森づくりは、人が森林をつくり、森林が人をつくる相互作用系、森林の社会生態系 ・森づくりは、気候、土壌、植生などの自然の生態秩序や価値、制度、政策、歴史など社 ・最後に、ボランティアの心得として、①森のことを見る(聞く)力をつける、②私的な趣 |
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事例紹介「滋賀県とアジアの巨木保全活動について」 関西大学・神戸女子大学 李春子 ・社の文化は、地域風土の風景の一部であり、鎮守の杜には老樹、巨木が多く、様々な歴史とともに人々が守ってきた文化で、東アジアに広く共通する。 ・沖縄県、滋賀県、韓国、台湾の老樹保全活動について紹介され、韓国・台湾は単独の老樹 、神木が保全対象となっている。 ・滋賀県にはケヤキや杉、ムクなどの老木・巨木を中心とする野神信仰や鎮守の杜がある。
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渡岸寺の野神ケヤキ | |
交流会「参加団体の活動紹介など」 ファシリテーター 近江富士花緑公園 小田貴志 ・今回の研修の概要説明の後、交流を深めるため2人一組になり、3分程度互いに活動紹介を行った。これを入れ替わりながら、繰り返した。このことにより、交流がわずかながら深まったように思える。 |
渡岸寺の野神ケヤキ 辻宏朗氏 |
柏原の野神ケヤキ | |
2月24日(2日目): 視 察「長浜市高月町内で巨木保全活動について」 滋賀の名木を訪ねる会 辻宏朗 一本杉の会 笠原祐 |
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・午前中は、高月町渡岸寺の野神ケヤキ、柏原の野神ケヤキ、唐川の一本杉の巨木を見学し、保全活動等の説明を受けた。高月町は、高時川の流域であり、土地が肥沃であるためケヤキが多いとのことであった。滋賀県内の巨樹・巨木は1200本ほどが確認されている。 |
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唐川の一本杉 | |
視 察「びわこ地球市民の森で協働の森づくりについて」 びわこ地球市民の森 小井克己 びわこ森づくりサポーター 今井紘一 |
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・守山市の野洲川南流の42.5haにおける森づくり活動の説明を受けたあと、現地を案内していただいた。2001年に開園後、2011年までに企業、団体、個人などのボランティア39,300人により142,000本の苗木が植えられ、森づくりが進められている。 |
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びわこ地球市民の森 | びわこ地球市民の森(爬虫類用石積み) |
2月25日(3日目): ワ-クショップ「今後の活動にむけて」 ファシリテーター 小田貴志 |
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・参加者の活動における悩み、可能性等を発表し、議論した。悩みとしては、活動時の女性トイレの問題、活動資金、高齢化対策などが話題としてあげられた。 ・コーディネ-タ-の役割、使命では、6人ほどのグル-プに分かれ、キャッチコピ-を作成し、グループごとに発表した。発表されたキャッチコピ-は、①里山復元、②輪を拡げる-実行・企画力-森林イベント、③森づくりを通じて人の心に樹(気)を植えて、育てる人、④知っている人を知っている、⑤楽しく安全になどであった。 |
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ワ-クショップ「今後の活動にむけて」 | |
以上 |